その痺れは?

しびれは感覚の障害の中でもめずらしいものではありませんが、しびれのパターンや部位によってある程度原因を推測できます。しびれの原因に

は、脳の病気、脊髄の病気、末梢神経の障害によるものがあります。

脊髄の病気が原因の場合は、神経が出ている骨の位置によって、その神経の出入り口から足側の左右両側性にしびれが現れます。脊髄の中でも、頸椎の病気では上肢に繋がる神経の根元が圧迫されて手に

しびれが、腰椎の病気では足のしびれが出現します。原因になる病気は、椎間板ヘルニア、背骨のひどい変形、炎症性疾患など多くの種類があります。またこの場合はしびれだけでなく、運動障害も同時に起こりやすいものです。

末梢神経の障害が原因の場合は、脊髄から出たその先の神経に病変が起こり、脊椎の変形などのほか、糖尿病など全身性の代謝異常、炎症性のもの、動脈硬化などによる血流障害によって、神経が圧迫されてしびれが起こります。

これにより、手足の先が、手袋や靴下をしているような感覚障害が起こることもあります。典型的な血流障害の疾患には、手をよく使う人の親指から中指にかけてしびれや痛みがおこる手根幹症候群などがあります。

様々な原因があり、しびれも怖いものですので、しびれが出ても大丈夫と思って放っておかずになんでも相談してくださいね。

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